PR
全1596文字

 不特定多数に電話をかけてすぐに切り、折り返させて高額の料金を請求する「ワン切り詐欺」が後を絶たない。特に注意すべきは海外からの電話だ。見慣れない番号からの電話には安易に折り返してはいけない。

電話網をまひさせたワン切り

 ワン切りとは、電話をかけて1~2回呼び出ししてすぐに切り、着信履歴に残った電話番号にかけさせる手口。

 例えば、不特定多数に電話をかけてワン切りして、自分が運営する有料番組に電話をかけさせる。そして相手に高額な料金を請求する(図1)。

図1●国内で大流行したワン切り詐欺の流れ
図1●国内で大流行したワン切り詐欺の流れ
2002年に国内で大流行したワン切り詐欺の流れ。自分が運営する有料番組などに電話をかけさせて、相手に高額な料金を請求する。
[画像のクリックで拡大表示]

 この手口が2002年に国内で大流行した。ワン切りの発信があまりにも多かったために、NTT西日本では輻輳が発生。広い地域で電話がつながりにくい状態になった。最大で、3分当たり約9500回の発信があったという。

 そこでNTT東日本やNTT西日本は約款を変更。ワン切りに使われる回線は契約を解除できるようにした(図2)。実際、NTT西日本は新しい約款に基づいて、ワン切りに使われた回線を停止した。

図2●ワン切り対策でNTT東西が約款を変更
図2●ワン切り対策でNTT東西が約款を変更
ワン切りの発信があまりにも多かったためNTT東日本やNTT西日本は約款を変更。ワン切りに使われる回線は契約を解除できるようにした。
[画像のクリックで拡大表示]

 社会問題にまでなったワン切りだが、有料番組にかけさせる手口はその後減っていった。

▼ワン切りに使われる回線
NTTではワン切りを「機械的不完了呼発信」という。

この記事は有料会員限定です

「日経NETWORK」定期購読者もログインしてお読みいただけます。

日経クロステック有料会員になると…

専門雑誌8誌の記事が読み放題
注目テーマのデジタルムックが読める
雑誌PDFを月100pダウンロード

有料会員と登録会員の違い