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(イラスト:岸本 ムサシ)
(イラスト:岸本 ムサシ)
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 様々なプログラミング言語がありますが、その中で最近特に人気を集めているのがPythonです。人気の理由はいくつかあります。

 まず、Pythonから呼び出して利用できるパッケージが充実していることです。最近では、Pythonで機械学習や深層学習(ディープラーニング)をする人が増えています。なぜなら、行列演算を高速に行う「NumPy」をはじめとして、こうした分野に必要なパッケージがそろっているからです。そうしたパッケージを使ってさらに新しいパッケージが開発されるという好循環が生まれています。

 Pythonには複雑な仕様が少なく、学びやすいという特徴もあります。このため、最初のプログラミング言語としてPythonを選ぶ人が増えています。Pythonはプロも使うツールなので、学習したことが無駄になりません。

 また、Pythonではインデント(字下げ)を使って書くことが強制されるため、自然に読みやすくきれいなコードになります。コードは書く時間よりも読む時間のほうが圧倒的に長いため、これは大きな利点です。

 Pythonは欧米でまず普及し、少し遅れて日本でも普及しました。日本での普及のきっかけになったのは、米グーグルのPaaSである「Google App Engine(GAE)」が2008年に登場したことです。当初はGAEを利用するにはPythonでコードを書く必要があったのです。その後、機械学習や深層学習で使われるようになり、一気に利用が広がりました。