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ドメインとセグメントとサブネット
ネットワークの領域や範囲

 「ドメイン」「セグメント」「サブネット」はいずれも、ネットワーク上の領域や範囲を示す。

 ドメインは、ある定義に従った範囲を指す場合が多い。

 単にドメインというと、特定のドメイン名に関連するネットワークの範囲やサーバーなどを指す。例えば「example.com」ドメインといえば、example.comの配下にあるサーバーなどを指す。

 マイクロソフトの用語でドメインはActive Directoryが管理するネットワークの範囲に使われる。

 そのほか、イーサネットで信号が衝突する範囲はコリジョンドメインという。30年近く前に使われていた古いイーサネットの規格では、同じケーブルにつながった複数の機器が同時に通信しようとすると送信データ(信号)の衝突が発生した。これをコリジョンという。

 ドメインを使った表現としては、ブロードキャストドメインという用語もある。ブロードキャストフレームが届く範囲を指す。ブロードキャストフレームは、「FF:FF:FF:FF:FF:FF」という特殊なMACアドレスを宛先にしたイーサネットフレームで、ルーターによって区切られた範囲の機器に同報するときに使う。

CSMA/CAの動作
CSMA/CAの動作
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セグメントとサブネット

 セグメントとサブネットもネットワークの特定の範囲を表す用語だが、いずれもあるネットワークを分割したネットワークを指すことが多い。

 例えば、ルーターによって区切られたネットワークは通常サブネットと呼ばれる。一方、スイッチで論理的に区切られたネットワークであるVLANはセグメントと呼ぶのが一般的だ。

 また、IPのサブネットとVLANはどちらもブロードキャストドメインでもある。このように、実質的に同じ範囲をドメインやセグメント、サブネットと呼ぶことがあるため混乱しやすい。

▼VLAN
Virtual LANの略。