全4343文字
PR
無料セミナー
接触確認アプリ、本当に使う?~公益のための個人データ活用とは 6/8 18時

レジストリとレジストラ
ドメイン名の管理や運用に関わる組織

 「レジストリ」と「レジストラ」は、example.comやnikkeibp.co.jpといったドメイン名の管理や運用に関わる組織である。ドメイン名とは、組織や企業がWebサイトを開設したり、Webサービスを提供したりするときに使う名前。ユニーク(一意)である必要があるので、レジストリやレジストラが管理している。

[画像のクリックで拡大表示]

 レジストリは、「jp」や「com」といったトップレベルドメイン(TLD)全体を管理する事業者で、TLDごとに決まっている。TLDとは、ドメイン名の最後のピリオド以降にある文字列である。「jp」で終わるドメイン名(JPドメイン)を管理するレジストリは日本レジストリサービス(JPRS)、「com」で終わるドメイン名(COMドメイン)のレジストリは米ベリサインである。

 一方のレジストラは、ドメイン名の登録手続きを行う事業者である。レジストラと契約して、登録者の窓口になるのはリセラー、もしくはその代理店である。レジストラが直接登録者の窓口になる場合もある。なお、JPドメインを管理するJPRSはCOMドメインのレジストラでもある。

 レジストリはドメイン名に関する登録情報のデータベースを管理している。登録情報はWHOISと呼ばれるサービスを使えば誰でも参照できる。登録情報にはドメイン名を登録した組織や管理担当者の連絡先などが含まれる。

 ただし、2018年5月に欧州連合(EU)で施行された個人情報を保護するための法律「GDPR」によって、レジストリの一部はドメイン登録者の情報を収集あるいは公開しなくなった。このためJPドメイン以外のTLDでは、レジストリのデータベースからWHOIS情報を閲覧しても情報が空になっていたり、マスキングされていたりすることがある。

▼WHOIS
WHOISはレジストリが管理する情報にアクセスするためのプロトコルを指す場合がある。登録情報へのアクセスをコントロールする機能を備わったRDAP(Registration Data Access Protocol)というプロトコルもある。
▼GDPR
EU一般データ保護規則と呼ばれる。