全4343文字
PR

帯域保証と帯域確保
通信サービスの品質保証

 「帯域保証」と「帯域確保」は、通信サービスの品質保証のことである。

[画像のクリックで拡大表示]

 一般的に最も品質が高いサービスは「専用線」だ。物理的に回線を占有できるので、常に契約した帯域を利用できる。また盗聴されにくいメリットもある。しかしコストが高くつく。

 一方、家庭などが利用する通信サービスでは、回線の混み具合などによって利用できる帯域が変化して通信速度を約束しない「ベストエフォート」のサービスが一般的である。

 専用線とベストエフォートの中間に当たるのが、帯域保証や帯域確保が付くサービスだ。帯域保証が付くサービスは契約した帯域の使用を保証する。ギャランティと呼ぶこともある。

 専用線と異なり、複数の組織で回線を共有する。しかし通信事業者が帯域を維持するために適切に帯域を管理する。回線を共有していても稼働率を保証するSLAを設定することで、専用線のサービスとして提供している事業者もある。

 一方の帯域確保は契約した帯域の一部を保証する。残りの帯域は混雑の具合によって使えない場合がある。

 一定の帯域が保証されるので、例えばIP電話のような途切れることないストリーミング環境が求められる場合に適している。

SMSとメール
スマホで使うコミュニケーションツール

 「SMS」と「メール」はスマートフォンで使われるコミュニケーションツールである。どちらもテキストメッセージをやりとりするツールだが、仕組みは大きく異なる。両者の最大の違いは利用する通信網だ。SMSは携帯電話網を利用し、メールはインターネットを利用する。

 SMSは宛先に携帯電話の番号を指定し、通信相手のスマホに直接メッセージを送れる。メッセージは最大で全角70文字。ただし携帯電話事業者によっては、複数のSMSを連結してより多くの文字数に対応したサービスを提供している。

 一方のメールは、パソコンなどでやりとりする場合と同じで、宛先をメールアドレスで指定する。送信されたメッセージは、通信相手のメールを管理するサーバーに届き、利用者がそのサーバーにアクセスすることで受け取れるようになっている。SMSと異なり、メッセージに件名を入力したり、複数の宛先を設定したり、ファイルを添付したりできる。

 SMSは、数字だけで構成される電話番号で送信できる。このため、悪意のある第三者が偽のメッセージを送りやすく、問題視されている。

▼SMS
Short Message Serviceの略。ショートメッセージと呼ぶこともある。