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複数のセキュリティー対策機能を備えるUTM(Unified Threat Management)。ネットワークの出入り口に設置し、セキュリティーの要として使う企業は多い。しかし単に設置しただけでは効果が乏しい。どのような機能があるかを理解し、正しく設定する必要がある。実際にUTMを動かして主要機能と動作を解説する。
機能から設定まで
複数のセキュリティー対策機能を備えるUTM(Unified Threat Management)。ネットワークの出入り口に設置し、セキュリティーの要として使う企業は多い。しかし単に設置しただけでは効果が乏しい。どのような機能があるかを理解し、正しく設定する必要がある。実際にUTMを動かして主要機能と動作を解説する。
Part1 基礎
UTMは多くの企業で使われているセキュリティー機器だ。多数のセキュリティー機能を備え、企業のクライアントパソコンやサーバーといったIT資産を保護する。しかし多機能とは複雑ということでもある。
Part2 設定と動作
実際のUTMを利用して、設定や動作を通じてその機能を解説していこう。題材として使うのは英ソフォスの個人向けUTMソフトウエア「Sophos XG Firewall Home Editionp」。ここでは学習であるため仮想化ソフトを使ったが、UTM専用のパソコンを1台用意するのが本来の使い方だ。
Part3 学習環境
ここではPart2で紹介したUTMの学習環境を準備する方法を説明する。仮想化ソフトを使うと1台のパソコンですべて試せる。仮想化ソフトは米ヴイエムウェアの「VMware Workstation Player」を使用し、3台の仮想マシンを動作させる。