家庭や企業の有線LANで使われるイーサネットは、ネットワーク機器をLANケーブルでつなぐだけですぐに通信できるという大きなメリットがある。例えば、パソコンのLANアダプターとスイッチ、あるいはスイッチ同士をつなげば、特に設定することなく通信できる状態になる。イーサネットで実際に通信する場合、LANケーブルでつないだ対向の機器は同じ速度で通信する必要がある。ところがイーサネットには様々な速度の規格があり、機器によってサポートする規格の種類が異なる。なぜ特に設定を施さずに通信できるのだろうか。それを実現するのは「オートネゴシエーション」という技術である。今回の特集では、Part1でオートネゴシエーションの意義と目的、Part2で仕組みと動作原理、Part3でトラブルと対策について解説する。