
(出所:©iStock.com / Orla)
IoT(Internet of Things)が普及する一方で、IoT機器を狙ったサイバー攻撃が急増している。IoT機器を狙ったウイルスも次々と出現し、被害が後を絶たない。なぜIoT機器が狙われるのか、どういったウイルスが使われるのか。攻撃手法を徹底解説するとともに、日本政府が始めた対策プロジェクト「NOTICE」の全貌を明らかにする。
攻撃手法を徹底解説
IoT(Internet of Things)が普及する一方で、IoT機器を狙ったサイバー攻撃が急増している。IoT機器を狙ったウイルスも次々と出現し、被害が後を絶たない。なぜIoT機器が狙われるのか、どういったウイルスが使われるのか。攻撃手法を徹底解説するとともに、日本政府が始めた対策プロジェクト「NOTICE」の全貌を明らかにする。
狙われるIoT機器
インターネットが発展するのに合わせて、セキュリティーの脅威は拡大し続けている。世界中のパソコンやサーバーがインターネットにつながるようになると、それらを狙ったウイルスや多種多様な攻撃が次々と登場している。
変貌するIoTウイルス
Mirai、qBot、Hajime、Satori、Hakai─これらはすべてIoT機器に感染するウイルスの名前である。IoT機器を標的としたウイルス、いわゆるIoTウイルスが続々と登場し、感染手段や機能が追加され脅威が増している。IoTウイルスは、パソコンやサーバーに感染するウイルスとどんな違いが…
NOTICEの効果
脆弱なIoT機器を減らすための国家プロジェクト「NOTICE」が2019年2月20日に始まった。NOTICEは、どんなIoT機器を調査して、どのようにして脆弱なIoT機器を減らすのか。開始から2カ月が経過し、効果はあったのか。順に説明しよう。