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 新型コロナウイルス対策として、テレワークによる在宅勤務を導入する企業や組織が増えている。しかしテレワークでは通信が途切れたり遅かったりする場合があるため、人によっては仕事の効率が悪くなったと感じているだろう。

 テレワークでは、社員が利用する自宅のパソコンなどの端末や宅内ネットワークも企業の情報システムの延長線上にあるといえる。このため企業や組織のネットワーク管理者には社内ネットワークだけではなく、社員の宅内ネットワークまでサポートすることが要求されるケースも増えている。

 そこで本特集ではテレワークを改善する勘所を解説する。テレワークのネットワークを理解するとともに、通信が遅いあるいは途切れるといった場合の改善ポイントを知ろう。

テレビ会議サービスが人気

 テレワークによる在宅勤務では様々なサービスを利用する(図1-1)。

図1-1●テレワークによる在宅勤務で利用するサービス
図1-1●テレワークによる在宅勤務で利用するサービス
インターネットを通じて勤務先のパソコンの画面を表示して操作したり、テレビ会議サービスを使って打ち合わせをしたりする。
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 その1つが、勤務先のパソコンの画面を自宅のパソコンに表示して操作するリモートデスクトップである。リモートデスクトップではパソコンに専用ソフトをインストールだけで利用できるので、コロナ対策のテレワークで導入した企業は多いようだ。

 社員同士や取引先との打ち合わせに利用できるテレビ会議サービスを導入した企業も多い。米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズの「Zoom」や米マイクロソフトの「Teams」といったテレビ会議サービスの多くは、パソコンやスマートフォンなどに対応したクライアントソフトを用意している。相手の顔を見ながら話ができるので、電話やチャットと違って意思の疎通を図りやすい。

 このほかVPNを使って自宅のパソコンを社内ネットワークにつなぐリモートアクセスを利用する企業もある。