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ネットワークを分割して考える

 テレワークでネットワークが遅い・途切れるといったトラブルが発生するとリモートデスクトップが切断されたり、テレビ会議では相手の画像が乱れたり音飛びしたりする。こうしたトラブルが発生したときは、ネットワークのどこかに通信が遅くなっている原因、すなわちボトルネックが潜んでいる可能性が高い。このボトルネックを解消することが、テレワークを改善する重要なポイントになる。

 そのためにテレワークで利用するネットワークを分割して考える。問題を切り分けるのである。本特集ではテレワークで使用するネットワークを「サービスや企業のネットワーク」「インターネット」「アクセス回線」「宅内ネットワーク」の4つに分けて考える(図1-2)。

図1-2●テレワークで利用するネットワークを4つに分ける
図1-2●テレワークで利用するネットワークを4つに分ける
テレワークを快適に利用するには、ボトルネックとなっているネットワークを突き止めて改善するのが有効だ。
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 サービスや企業のネットワークはZoomなどの外部サービスや企業内ネットワーク、データセンターを指す。

 次はインターネット、その次はアクセス回線である。アクセス回線はモバイル通信網を使った無線通信や、通信事業者の通信網を利用した光アクセス回線を指す。

 最後の宅内ネットワークは、端末であるパソコンやスマホ、タブレットなどを接続するネットワークである。接続方法には、有線のイーサネットと無線通信の無線LANがある。

 パート2では、それぞれのネットワークについて問題が発生しやすいポイントとその改善点を解説していく。ただしインターネットについては利用者が対処できないので本特集では割愛する。

▼VPN
Virtual Private Networkの略。