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ネットワーク機器を管理するモバイルアプリには、便利な機能がいろいろ用意されている。ここではそうした機能をいくつか紹介しよう(図6)。
HPEのAruba Instant Onのモバイルアプリは、起動して最初に表示される画面でネットワークの状況が一目で分かるようになっている(図6の左上の画面)。画面上部はネットワークのステータスを表す。緑色はネットワークに問題がないことを示している。何か問題が起これば、緑色からオレンジ色や赤色に変化する。
その下の4つのペインには、ポイント3で前述したように、ネットワークの状況が一覧表示される。
Aruba Instant Onには通信をカテゴリーに分類し、それぞれどのくらいの通信量が発生しているのかを表示できる。さらにカテゴリーごとに通信を許可したり、ブロックしたりできる。これは、HPE(旧HP)が買収する前の米アルバネットワークスが企業向けAPで培ってきたDPI▼を適用することで実現したという。
通信の許可やブロックはSSID単位で設定できるので、例えば従業員向けのSSIDではSNSの通信を禁止し、店舗のお客さんにはSNSを許可して使えるようにする、といったことが可能になる。