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 データセンター(DC)とは、情報システムのサーバーやネットワーク機器などを設置・運用することに特化した施設の総称を指す。DCには、耐震・免震構造や非常用発電機、入退場管理システムなど様々な仕組みや設備が必要になる。自前でDCを建設および管理するのは、多くの企業にとってハードルが高い。そこで、複数の企業にDCを貸し出すビジネスが登場した。DCを貸し出す事業者をDC事業者、貸し出すDCを「商用DC」などと呼ぶ。

「場所貸し」と「サーバー貸し」

 商用DCで提供されるサービスは大きく2つある。1つは、情報システムの置き場所を提供する「コロケーション」または「ハウジング」と呼ばれるサービスだ(図1-1(a))。コロケーションやハウジングでは、DC事業者が電源や通信環境を用意し、ユーザー企業がサーバーなどの機器を持ち込んでシステムを構築する。ここでいうユーザー企業には、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)や米マイクロソフトといった大手クラウド事業者も含まれる

図1-1●データセンターで提供されるサービスの種類
図1-1●データセンターで提供されるサービスの種類
大きく2種類のサービスがある。ホスティングを利用している企業はクラウドサービスのIaaSなどへと移行しつつある。
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 商用DCで提供されるもう1つのサービスは、サーバーやディスクスペース、通信環境などを提供する「ホスティング」だ(同(b))。日本では2000年代初頭からインターネット接続サービスとともに利用が広がったが、最近ではIaaSなどクラウドサービスへの移行が進みつつある。