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 5G(第5世代移動通信システム)などのネットワークで期待されているIPv6の新技術が「SRv6」だ。「セグメントルーティング(SR)」という従来とはまったく異なるルーティングを実現する。

 従来のルーティングでは各ルーターがパケットの宛先を見て転送先を判断する。これに対し、SRではルーターやルーター同士をつなぐリンクなどをまとめて「セグメント」として定義する。ネットワークの入り口にあるルーターがパケットに宛先を示す「セグメントID」を付けるだけで、途中のルーターには何も設定せずに自動的にパスが決まる。SRv6では、セグメントIDは拡張ヘッダーとしてIPv6パケットに格納される。

 セグメントIDには宛先の情報となる「Locator」に加え、宛先で実行する動作を示す「Function」や、そのための引数である「Argument」などが埋め込まれる。これにより「ネットワーク全体を1つのコンピューターのように扱える」(ソフトバンク)という。これらの機能を活用して、5Gの目玉機能の1つであるネットワークスライシングを実現できるとする。ソフトバンクは2019年に商用ネットワークで運用を始めている。