

イラストで学ぶネットワークキーワード

目次
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ChatGPT
大規模言語モデルに基づく高性能AI
「ChatGPT」は、米オープンAIが開発したAI(人工知能)チャットボットである。2022年11月に最初のバージョンが公開された。ユーザーが入力した質問や要求に対して、高度な回答を返すAIとして脚光を浴びている。
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SIEM
ログを集約して脅威を検出
SIEM(Security Information and Event Management)とは、セキュリティー機器や通信機器、各種ソフトウエアなどが生成するイベント情報(ログ)を収集・分析する仕組みやソフトだ。ログを手がかりにサイバー攻撃や内部不正などの脅威を検出しようというもの。
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EDR
脅威を検知して対応するセキュリティー製品
EDR(Endpoint Detectionand Response)はマルウエアや不正アクセスなどの脅威を検知し、自動的に対応するセキュリティー製品の総称。パソコンなどの端末(エンドポイント)および端末がつながるネットワークを保護する。
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送信ドメイン認証
なりすましメールを見抜く技術
送信ドメイン認証とは、なりすましメールを見抜く技術。メールの送信者が送信元ドメインなどを詐称していないか確認する。受信側の迷惑メール対策の1つだ。
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UTM
複数のセキュリティー機能を統合した機器
UTM (Unified Threat Management)はファイアウオールやマルウエア対策(アンチウイルス)など複数のセキュリティー機能を統合した機器の総称である。日本では「統合脅威管理」などと呼ばれる。2000年代前半に登場し、今では多くの企業が導入している。
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ローカル5G
通信事業者以外が構築する5Gネットワーク
ローカル5Gとは、通信事業者以外の企業や自治体などが、特定の敷地や建物内に構築する5G(第5世代移動通信システム)ネットワークのこと。そのための技術を指す場合もある。日本では2019年に制度化され、2020年以降、企業などの活用が広がりつつある。
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ネットワーク監視
ネットワークの稼働状況を確認する作業
ネットワーク監視とは、ネットワークが正常に稼働しているかどうかを確認する作業である。
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LPWA
低消費電力で遠距離通信が可能な無線通信技術
LPWA(Low Power WideArea)は、低消費電力で遠距離の通信ができる無線通信技術の総称である。センサーデータの収集など、IoT(Internet of Things)デバイスに使われることが多い。特に製造業や流通サービス業、社会インフラといった産業向けの用途で有望視されている。
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CASB
クラウドの利用状況を可視化するサービス
CASB(Cloud Access Security Broker)は、企業や組織が従業員のクラウドサービスの利用状況を可視化したり、制御したりするサービスである。米ガートナーが2012年に提唱した。クラウドサービスを安全に利用できているかを確認したり、IT部門が管理していないクラウドサービスの無…
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IDaaS
IDを管理するクラウドサービス
IDaaS(IDentity as a Service)は、システムの利用者を識別するためのIDを管理するクラウドサービスである。ID管理に関する様々な機能をSaaS(Software as a Service)として提供する。
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データセンター
情報システムの機器を設置・運用する施設
データセンター(DC:Data Center)は、情報システムを構成するサーバーやLANスイッチ、ルーターなどの機器の設置・運用に特化した施設である。もともとは金融機関の勘定系システムなど、大企業が基幹業務システムを運用するための施設として自前で保有していた。
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衛星インターネット
人工衛星を介した通信技術
衛星インターネットは、人工衛星を介した通信技術である。離島や山岳地など固定回線の敷設が難しい場所からでもインターネットに接続できるようにする。
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脆弱性
セキュリティーの問題を引き起こす欠陥
脆弱性はセキュリティーの問題を引き起こす欠陥や設定の不備を指す。「セキュリティーホール」とも呼ばれる。
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Wi-Fi Alliance
無線LAN製品の普及促進を図る業界団体
Wi-Fi Allianceは、無線LAN製品の普及促進を図る業界団体である。その一環として、無線LAN製品の相互接続性を確保するための認定試験を実施している。
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ルーター
異なるネットワークをつなぐ中継器
ルーターはネットワークの境界に設置して、異なるネットワークをつなぐ機器である。ルーターは2個以上のネットワークインターフェース(LANポート)を備え、それらはそれぞれ異なるネットワークにつながっている。
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暗号化
他者が読めないようにデータを変換する技術
暗号化は、他者には読めないようにデータを変換する技術や処理である。暗号化されたデータを元に戻す技術や処理は復号という。
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LANスイッチ
宛先の機器だけにデータを送信する集線装置
LANスイッチ(スイッチ)は、複数の機器をネットワークに接続する集線装置の1つ。複数のポートを備えており、データ(フレーム)を受け取ると、宛先の機器が接続されているポートだけに送信する。
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冗長化
システムを多重化して障害に備える仕組み
冗長化とは、システムやネットワークを多重化して障害に備える仕組みである。平常時には無駄(冗長)になることをいとわずに同じ機能や役割を担う機器を複数台用意し、障害発生時の予備機にする。
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IDS/IPS
不正侵入を検知/防御するシステム
IDS (Intrusion Detection System)とIPS (Intrusion Prevention System)は、サーバーなどへの不正侵入やサイバー攻撃を検知あるいは防御するためのセキュリティー製品(システム)である。IDSは侵入検知システム、IPSは侵入防御システムとも呼ば…
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負荷分散
複数のサーバーに処理を振り分ける技術
負荷分散とは同じ機能を持つ複数のシステムを用意し、それぞれがこなす仕事の量が均一になるよう処理を振り分ける技術や動作のこと。ネットワークの場合、並列稼働する複数のサーバーを置いて、特定の機器にアクセスが集中しないようにすることを指す。