

イラストで学ぶネットワークキーワード

目次
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Wi-Fi Alliance
無線LAN製品の普及促進を図る業界団体
Wi-Fi Allianceは、無線LAN製品の普及促進を図る業界団体である。その一環として、無線LAN製品の相互接続性を確保するための認定試験を実施している。
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ルーター
異なるネットワークをつなぐ中継器
ルーターはネットワークの境界に設置して、異なるネットワークをつなぐ機器である。ルーターは2個以上のネットワークインターフェース(LANポート)を備え、それらはそれぞれ異なるネットワークにつながっている。
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暗号化
他者が読めないようにデータを変換する技術
暗号化は、他者には読めないようにデータを変換する技術や処理である。暗号化されたデータを元に戻す技術や処理は復号という。
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LANスイッチ
宛先の機器だけにデータを送信する集線装置
LANスイッチ(スイッチ)は、複数の機器をネットワークに接続する集線装置の1つ。複数のポートを備えており、データ(フレーム)を受け取ると、宛先の機器が接続されているポートだけに送信する。
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冗長化
システムを多重化して障害に備える仕組み
冗長化とは、システムやネットワークを多重化して障害に備える仕組みである。平常時には無駄(冗長)になることをいとわずに同じ機能や役割を担う機器を複数台用意し、障害発生時の予備機にする。
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IDS/IPS
不正侵入を検知/防御するシステム
IDS (Intrusion Detection System)とIPS (Intrusion Prevention System)は、サーバーなどへの不正侵入やサイバー攻撃を検知あるいは防御するためのセキュリティー製品(システム)である。IDSは侵入検知システム、IPSは侵入防御システムとも呼ば…
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負荷分散
複数のサーバーに処理を振り分ける技術
負荷分散とは同じ機能を持つ複数のシステムを用意し、それぞれがこなす仕事の量が均一になるよう処理を振り分ける技術や動作のこと。ネットワークの場合、並列稼働する複数のサーバーを置いて、特定の機器にアクセスが集中しないようにすることを指す。
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リモートデスクトップ
遠隔地にある端末の画面を操作する技術
リモートデスクトップは、手元の端末からネットワークを介して遠隔地にある他の端末の画面を操作する技術。遠隔地にあるパソコンのトラブル対応やサーバーの管理などに広く利用されている。
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MACアドレス
ネット機器などに付与される固有の識別番号
MAC(Media/Medium Access Control)アドレスは、ネットワークに接続する機器などに付与される固有の識別番号。具体的には、パソコンやサーバー、仮想マシンのNIC(Network Interface Card)、ルーターやLANスイッチのインターフェースなどに付与される。
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Cookie
Webで通信状態を保持するための仕組み
CookieはWebサーバーがパソコンやスマートフォンなどのWeb ブラウザーに情報を書き込む仕組みである。書き込んだ情報そのものもCookieと呼ぶ。主にWebブラウザーとWebサーバーの間で通信状態(セッション)を維持するために使われる。
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RAID
複数の物理ドライブを1台として扱う技術
RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)はハードディスクやSSD(Solid State Drive)など複数の物理ドライブを組み合わせて、1つのドライブとして扱う技術だ。業務用サーバーやNAS(Network Attached Storage)などで…
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SSH
安全な通信を実現するプロトコル
SSH(Secure Shell)は通信プロトコルの一種。認証や暗号化の仕組みを使い、ネットワークに接続されたサーバーなどと安全に通信できるようにする。例えば遠隔地のサーバーにログインしてコマンドを実行するといったことが可能だ。SSHにはバージョン1のSSH1とバージョン2のSSH2の2つがある。…
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SSO
1回の認証で複数サービスを使える技術
SSO(Single Sign On)とは、1回の認証作業(サインオン)で複数の異なるサービスを利用できるようにする技術や仕組みを指す。サービス間で認証に関する情報を共有することで実現する。
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5G
最新世代の移動通信システム
5G(第5世代移動通信システム)は、携帯電話サービスを支える移動通信システムの最新世代である。文字通り第5世代に当たる。
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VLAN
LANを仮想的に構成する技術
VLAN(Virtual LAN)は、物理的なLANスイッチやLANポートの構成にとらわれずに、仮想的にLANを構成する技術である。
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コンテナ
広く使われている仮想化技術の一種
コンテナとは仮想化技術の一種。クラウド環境などで広く使われている。従来の仮想化から順に追っていくとコンテナを理解しやすい。仮想化とは、ハードウエアをソフトウエアによって再現する技術だ。コンピューターの機能をソフトウエアとして実現する。このソフトウエアは仮想マシンや仮想機械などと呼ばれる。
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多要素認証
複数の要素を使ったユーザー認証方式
多要素認証とは、複数の認証要素を使って正規の利用者かどうかを確認する認証方式である。
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帯域保証
契約した帯域の使用を保証すること
帯域保証とは、通信事業者が利用者に対して、契約時に設定した帯域で通信できることを保証すること。帯域を保証する通信サービスやそのための技術を指す場合もある。通信サービスの品質保証といえる。
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マルチキャスト
多数の端末にパケットを効率良く届ける仕組み
マルチキャストはIPの通信方式の一種で、特定のグループに所属する複数の端末に対して同じパケットを送るときに使う。1台の端末から多数の端末に一斉にパケットを送る1対多の通信方式である。
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ランサムウエア
データを人質にするマルウエア
ランサムウエア(Ransomware)はマルウエア(コンピューターウイルス)の一種。コンピューター内の情報を「人質」にして身代金を要求する。Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウエア)を組み合わせた造語である。