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 プロキシーは、ユーザーのコンピューターに代わって外部と通信する装置を指す。装置には、プロキシーサーバーソフトをインストールしたコンピューターや専用の機器を使う。proxyは、「代理」を意味する英語である。

 Webサイトにアクセスするときは通常、コンピューターで動くWebブラウザーを使う。WebブラウザーがWebサーバーに要求メッセージ(HTTPリクエスト)を送り、Webサーバーからの応答メッセージ(HTTPレスポンス)を受け取って、Webサイトを表示する。

 一方、プロキシーを利用したときは、Webブラウザーはプロキシーに要求を送る。プロキシーは、ユーザーのコンピューターに代わってWebサーバーと通信して、Webサーバーから届いた応答をWebブラウザーに中継する。コンピューターのWebブラウザーはプロキシーから応答を受け取って、Webサイトを表示する。

キャッシュを使って高速化

 プロキシーを導入するメリットは、大きく2つある。キャッシュによる通信の効率化と、セキュリティーの向上だ。

 企業などの組織では、複数のユーザーが同じWebサイトにアクセスするようなケースがあるだろう。プロキシーは、ユーザーが最初にWebサイトにアクセスするときは、Webサーバーと通信して、その応答を中継する。このとき、プロキシーは応答したデータを一定期間キャッシュとして保存する。キャッシュを保存している間に、別のユーザーが同じWebサイトにアクセスしようとしたときは、プロキシーはWebサーバーと通信せずに、キャッシュしたデータを返す(PICT1)。

PICT1●代理でアクセスしキャッシュがあればその場で応答する
PICT1●代理でアクセスしキャッシュがあればその場で応答する
(イラスト:なかがわ みさこ)
[画像のクリックで拡大表示]

 プロキシーがこのように動作することで、応答を高速化したり、インターネットのアクセス回線の混雑を抑えたりする。

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