「iPhone」を使っていると、通信や通話がつながらなかったり、通信が遅くなったりという症状に出くわす。本特集では主に通信やネットワークにまつわるトラブルと解決策を取り上げる(表1)。
基本編
まず基本的なものから見ていこう。「iPhoneが起動しない」という症状の主な原因は、NTTドコモによると①電池残量がゼロ、②フリーズ、③故障の3つという。
電源をオフにしていても、iPhoneは電力をわずかに消費する。知らないうちに電池残量がゼロになることがある。
iPhoneの画面が消えている状態で②のフリーズが発生すると、起動しないように見える。この場合、強制再起動を試そう。
iPhoneのモデルによって強制再起動の方法は異なる。iPhone 8以降の場合、筐体の左側面にある「音量を上げる」ボタンを押して素早く離し、さらに「音量を下げる」ボタンを押して素早く離してから、右側面にある「サイドボタン」を押したままにする(図1)。画面にロゴが表示されたらサイドボタンから指を離して、再起動を待つ。
本体の故障時は、購入した携帯電話事業者の「故障取扱窓口」などに相談する必要がある。Apple StoreやMVNO▼から購入した場合は、米アップル認定の修理サービスを利用する。