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 インターネットと社内ネットワークの境界に置くネットワーク機器として、主にルーターやUTM/ファイアウオールがある。それぞれの調査結果について見ていこう。

ルーターはヤマハが首位維持

 ルーターベンダーでは、2018年に続いて、2019年もヤマハが首位に立った(図9)。シェアも2018年の26.0%から27.0%へとわずかながら伸ばした。2位のシスコシステムズ、3位のNEC/NECプラットフォームズについても、2018年と同じ順位だった。

図9●ルーターベンダーの順位
図9●ルーターベンダーの順位
1位は2018年と同じヤマハだった。このほか、シスコシステムズはシェアを落とし、富士通とアライドテレシスはシェアを伸ばした。
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 ただ、シスコシステムズは23.6%から17.8%へとシェアを大きく落とした。NEC/NECプラットフォームズは12.2%から12.3%へとほぼ横ばいだった。

 シェアを伸ばしたのは富士通とアライドテレシスの2社。富士通は順位こそ2018年の5位と変わらなかったが、シェアは5.9%から9.2%へと大幅に増やした。アライドテレシスは順位を7位から6位に上げ、シェアも3.5%から6.4%に伸ばした。また、シェア3%以上のベンダーとして、2019年は新たにアイ・オー・データ機器が加わった。

3割がセキュリティー機器使わず

 アンケートでは、境界防御のために設置しているセキュリティー機器について尋ねている。その結果を紹介しよう(図10)。

図10●境界防御製品の導入状況
図10●境界防御製品の導入状況
LANとインターネットの境界などに設置する境界防御製品の導入状況を尋ねた。70%以上の企業が何らかのセキュリティー製品を導入済みだが、27.4%もの企業が何も導入していないことが分かった。
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 最も多かったのはUTMまたはファイアウオールで36.3%だった。続いてWebゲートウエイが29.6%を占めた。これはWebアクセス時にマルウエア(ウイルス)や不正攻撃を検知するプロキシーなどが含まれる。

 仮想環境を利用して不正なプログラムかどうかを安全に検査するサンドボックス型製品については、導入している企業は6.1%にとどまった。

 驚いたことに、27.4%もの企業が境界防御のためのセキュリティー機器を導入していないと回答した。

フォーティネットが1位守る

 続いて、UTM/ファイアウオールベンダーの順位について見ていこう。

 1位はフォーティネットで34.7%のシェアを獲得。2018年に引き続いての首位で、強さを見せた(図11)。2位は19.1%でパロアルトネットワークス、3位は12.7%でシスコシステムズ、4位は8.1%でジュニパーネットワークスという結果になった。1位から4位までは、2018年と同じ順位だった。

図11●UTM/ファイアウオールベンダーの順位
図11●UTM/ファイアウオールベンダーの順位
1位から4位までの順位は2018年と変わらなかった。5位には新顔としてF5ネットワークスが登場。またシェア3%以上のベンダー数も増え、製品の多様化が見られた。
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 ただし、いずれのベンダーも2018年よりシェアを若干落とした。一方、シェア3%以上の圏内のベンダーとして、新たにF5ネットワークス、デル、ウォッチガード・テクノロジーの3社が加わった。2018年に5位だった富士通は圏外になった。