スイッチ部門では製品ジャンルとして、ユーザーのパソコンやプリンターなどの端末を直接つなぐ「アクセススイッチ」、アクセススイッチをフロアや部署といった単位で束ねる「フロアスイッチ▼」、フロアスイッチなどを束ねて企業ネットワークの中核となる「コアスイッチ▼」に分けた。2021年の調査から引き続き、3分野すべてでシスコシステムズが1位を独占した。
アクセススイッチは1位から9位まで、2021年と全く順位が変わらなかった(図1)。そのなかで1位のシスコシステムズのシェアは24.3%で微減。2位のバッファローは19.6%と3ポイント近く伸ばした。他に大きな変化は見られず、同カテゴリーにおける上位企業の盤石さが見て取れた。なお図1ではシェア3.0%以上のベンダーのみを掲載している。以降の図でも同様だ。
フロアスイッチではシスコシステムズの強さが目立つ(図2)。1位、2位の順位は2021年と変わらない。シスコシステムズは昨年から約5ポイントシェアを落とし、35.8%となった。3位以下は僅差の争いとなり、順位に大きな変動があった。昨年7位のNECが3位となった一方、昨年3位のHPEは6位に落ちた。
コアスイッチは変わらずシスコシステムズが圧倒(図3)。シェアは2021年に初めて半数を超えたが、今回は49.1%にとどまった。2位はアライドテレシスで、前回よりも1位との差を詰めている。3位にはフロアスイッチと同様にNECが浮上した。