全5147文字
PR

エージェントを使って状態を監視

 最後に状態監視の仕組みを紹介する。

 状態監視はエージェントとエージェントレスの2種類に分類される。エージェントとは、ネットワーク監視ツールやサービスが用意する専用のソフトを使う監視方法。ソフト自体もエージェントと呼ぶ。監視対象にエージェントをインストールする必要がある。

 一方、エージェントレスはエージェントを使わない監視方法。SNMPというプロトコルに対応した機器であれば、エージェントをインストールしなくても監視できる。大抵の企業向けネットワーク機器は標準でSNMPに対応している。

 SNMP対応機器では、各機器にSNMPエージェントと呼ぶソフトが稼働している(図2-7)。ネットワーク監視ツールが備えるSNMPマネジャーがSNMPエージェントに対して機器の設定内容や状態を知らせるよう要求し、SNMPエージェントがそれに応答する。

図2-7●状態監視に使えるSNMP
図2-7●状態監視に使えるSNMP
SNMPではSNMPマネジャーとSNMPエージェントが通信して、機器の設定内容や状態、異常時の通知に使う。通常はマネジャーが情報を指定して要求し、エージェントがそれに応答する。
[画像のクリックで拡大表示]

 SNMPでは機器の故障といった異常事態を通知する「トラップ通知」という仕組みを用意している(図2-8)。トラップ通知では対象の機器があらかじめ設定した状態になると、SNMPエージェントが自発的にSNMPマネジャーに通知を送信する。

図2-8●緊急事態を伝えるトラップ通知
図2-8●緊急事態を伝えるトラップ通知
SNMPでは機器の故障など異常事態を通知する「トラップ通知」という仕組みを用意している。トラップ通知では対象の機器があらかじめ設定した状態になると、エージェントが自発的にマネジャーに通知を送信する。
[画像のクリックで拡大表示]