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次世代SNMP「テレメトリー」って何?

 状態監視といえばSNMPが代表的だが、現在では次世代の仕様がいくつか検討され、一部の機器はSNMPに加えて搭載している。その1つが「テレメトリー(Telemetory)」である。

 テレメトリーはSNMPの欠点を解消する目的で登場した。SNMPでは監視対象のサーバーに対して頻繁に状態を取得しようとした場合、高い頻度で要求パケットを送信する(図C)。このため、監視対象のサーバーが多いデータセンターなどでは、ネットワークを混雑させる要因になる。

図C●テレメトリーとSNMPの比較
図C●テレメトリーとSNMPの比較
テレメトリーはサブスクリプション型(購読型)で情報を取得するのが特徴。リクエスト型のSNMPと比較して、(1)監視の間隔が短くなってもネットワークが混雑しにくい、(2)ネットワークの混雑具合に関係なく必ず指定した間隔でデータを送れる、といったメリットがある。
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 また監視対象のサーバーに要求パケットが届くまでにかかる時間が均一でないと、定期的に要求パケットを送っても一定間隔で状態を取得できない。

 こうした欠点を解消するため、米グーグルなどがSNMPに代わる状態監視の手法を発表した。それがテレメトリーだ。

 テレメトリーではSNMPの欠点を解消するため、サブスクリプション型(購読型)で情報を取得する。要求パケットを送るリクエスト型のSNMPと異なり、あらかじめ必要な情報とその頻度をサーバーで設定し情報を送ってもらう。こうすることで、ネットワークの混雑が避けられ、一定時間間隔の情報を取得できるようになる。