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 無線LANの導入を支援する際、その企業の担当者から「この規格だと速度はどのくらい出ますか?」といった質問をよく受ける。担当者の多くは、どの規格であっても実環境では最大伝送速度が出ないと分かっている。ただどれくらいのスループットが出るのかを気にしているようだ。そこで、専用の機器を使ってWi-Fi 6のスループットを測定した。

 測定には、米スパイレント・コミュニケーションズのテスター「Spirent C50 11AX対応モデル」を利用した図3)。このテスターは、データを送受信するコンピューターと無線LANの端末の両方をシミュレーションできる。

図3●スループットの測定に利用したテスター「Spirent C50 11AX対応モデル」
図3●スループットの測定に利用したテスター「Spirent C50 11AX対応モデル」
1台で送信と受信の両方の端末として動き、スループットを測定する。
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 APには米シスコシステムズの「Catalyst 9130」を利用した。このAPとテスターのアンテナを、外部の電波影響を受けにくくする電波暗箱内に配置してスループットを測定した(図4)。

図4●スループットを測定した環境
図4●スループットを測定した環境
テスターのアンテナとアクセスポイント(AP)を電波暗箱(写真)に入れて、上下方向のスループットをそれぞれ計測した。利用したAPは「Catalyst 9130」。
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 APとテスターの間はレイヤー2(L2)スイッチを介して、それぞれ5Gビット/秒および10Gビット/秒のイーサネットで接続した。有線LANがボトルネックにならないようにするためだ。テスターのアンテナとAPの間は、1024QAMを有効にして80MHz幅、4ストリームに設定した。この設定での最大伝送速度は2402Mビット/秒になる。テスターからは1460バイトのUDPパケットを2500Mビット/秒の速度で送信した。

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