全4210文字
PR
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 日本の建設現場で、歩行ロボットが使われる日がいよいよやってきそうだ。建設現場では、工事の進捗や品質を管理するため、現場担当者が日々現場を巡回し、撮影・測量などを行っている。竹中工務店と子会社の竹中土木は、こうした現場担当者の業務を効率化するため、4脚歩行ロボット「Spot」を活用した取り組みを進めている(図1、図2、図3)。

図1 竹中工務店らが建設現場で4脚ロボット活用へ
図1 竹中工務店らが建設現場で4脚ロボット活用へ
竹中工務店と子会社の竹中土木は、現場の進捗管理者の負担を軽減するため、米Boston Dynamics社製の4脚歩行ロボット「Spot」を使った実証実験を複数の建設現場で進めてきた。2024年には、複数台のSpotを現場に投入する計画だ。 (写真:竹中工務店、竹中土木)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 土木工事の現場での活用も想定 
図2 土木工事の現場での活用も想定 
竹中工務店は竹中土木とともに、屋外の土木工事の現場でも走行試験などを行った。(写真:竹中工務店、竹中土木)
[画像のクリックで拡大表示]