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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 2022年3月末、米国最大級の物流分野の展示会「MODEX 2022」がアトランタで開催された。米国における新型コロナウイルス感染者数が落ち着いてきたこともあり、多くの来場者が訪れた。2022年の出展社数は850を超え、来場者数はコロナ禍前の2018年開催時に比べて約20%増の3万7000人に達するといった具合で活況だった。

 米国ではコロナ禍を機に電子商取引(EC)が急増し、物流がひっ迫。加えて、人手不足や人件費の高騰が生じていることから、物流施設に向けたロボティクス技術や自動化技術への「関心が高まっている」(MODEXの複数の出展者)。そこで事業拡大のチャンスとばかりに、今回のMODEXではこうした技術の提案が相次いだ。