ソニーグループが、「イベント駆動」と呼ばれるタイプのイメージセンサの開発を急ピッチで進めている。
ソニーセミコンダクタソリューションズと米Sony Electronics社は、フランスの新興企業Prophesee社と共同で業界最高水準の性能を備えた同センサを開発。2020年2月の半導体関連の国際会議「2020 IEEE international Solid-State Circuits Conference(ISSCC 2020)」で発表した(講演番号5.10)。
イベント駆動型は、様々な環境下で動体を速く低電力に捉えられる。今回のセンサは従来のイベント駆動型に比べて画素数が多い、ダイナミックレンジ(DR)が広い、撮像速度が速い、プログラマブルで柔軟性が高いといった特徴を備える(図1)。Prophesee社のイベント駆動型の技術とソニーグループの製造技術などを組み合わせて実現した。