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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 米国で無人の自動運転車による公道試験が本格化している。新型コロナウイルス禍による外出制限が緩和された2020年7月ごろから、米カリフォルニア(加)州の車両管理局(DMV)が、テストドライバーが不在、すなわち無人の自動運転車を利用した公道試験の認可を新たな企業に相次いで与えた。同年7月に中国AutoX Technologies社、9月に米Zoox社、10月に米General Motors(GM)社の子会社である米Cruise社の3社がそれぞれ、加州の特定都市で無人車両による公道試験が可能になった。既に獲得済みの米Waymo社と米Nuro社を含めると、同年10月時点で合計5社になった(図1)。