ソニーが出資するスペイン発のロボットベンチャー、Acutronic Robotics社について本誌は2018年9月号で紹介したが1)、同社がかねて予定していたROS2ベースのロボットを正式に発表した。名称は「MARA(modular articulated robotic arm)」。全軸にトルクセンサを搭載しており、協働ロボットとして使える(図1)。価格は現時点では非公開。
特徴は、通常のロボットアームと異なり、関節ごとのモジュール構造になっている点である。直交した2軸分がセットになったモジュール構造で、このモジュールを3個組み合わせれば6軸ロボットを構成できる。主に研究開発用途などを想定しているようだ。