ドローンの活躍の場は空だけではない。地下など狭い空間の点検にも使われ始めた。全国の市町村から下水道管の点検業務などを請け負うNJSは2018年3月29日、神奈川県横須賀市の下水処理場にある下水道管の点検にドローンを本格活用した(図1)。
人が入ることのできない細い管内を飛行できる専用のドローンを開発。高精細カメラで内面を撮影し、腐食や破損、ひび割れなどがないか点検した。同社は自治体から請け負った下水道管の検査業務を専門業者に再委託しているが、今後はそうした取引のある点検業者500社に自社開発の下水道管点検ドローンを提供していく計画である。