自動車用のアルミダイカスト製品大手のリョービが、協働ロボットを生産ラインに導入した。
協働ロボットが稼働しているのは、モーターやデファレンシャルギア(差動装置)などを収めるハウジング(ケース)の加工工場である。その最終工程となる外観検査に協働ロボットを活用し、自動化を図った。ファナック製の6軸の協働ロボットを2台導入し、それぞれのロボットのアームにカメラを取り付け、撮影した画像に基づいて自動外観検査を行う(図1)。
人手不足を解消し、品質も向上
同社が協働ロボットを導入し、外観検査を自動化した狙いは2つ。