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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 首都圏でスーパーマーケット事業を展開するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)。同社傘下のカスミは、店内の商品陳列棚を自動で撮影し、値札や商品の品切れをチェックするロボットを導入している(図1)。

 これらの作業は従来、営業開始前に複数の店員が1時間ほどかけて実施していたが、見逃すこともあり課題となっていた。ロボットを使うことでチェックの質が向上したほか、従業員の負担も軽くなり、業務効率化に効果を上げている。東京・墨田区の「フードスクエアカスミオリナス錦糸町店」で2018年11月から稼働している。

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図1 スーパーでロボットが値札などを自動で確認
図1 スーパーでロボットが値札などを自動で確認
マルエツやカスミなどのスーパーマーケットを傘下に持つ、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス( U.S.M.H )は、カスミが運営する「フードスクエアカスミオリナス錦糸町店」にロボットを導入し、店舗業務の効率化を図っている。ロボットは営業終了後に売り場を巡回し、値札の表示価格の誤りや品切れした商品がないかなどを確認する。(写真:U.S.M.H)
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