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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 羽田空港で電動車椅子の自動運転サービスが始まった。国内線の出発ロビーにおいて、客を保安検査場から搭乗口まで自動で送り届けるものである。2020年7月に一部のエリアで運行を開始し、現在は、国内線の第1・第2ターミナル全域で合計24台を毎日運行している(図1)。搭乗客は利用する航空会社を問わず、無料で利用できる。

図1 空港で車椅子の自動運転サービスが始動
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図1 空港で車椅子の自動運転サービスが始動
羽田空港の国内線ターミナルなどを運営する日本空港ビルデングが、国内線の搭乗客向けに移動支援サービスを始めた。第1・第2ターミナルに合計24台の車椅子を配備し、出発ロビーのフロアで稼働させている。