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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 工作機械メーカーの牧野フライス製作所の子会社、牧野技術サービスは部品のピッキング作業に双腕ロボットを導入した。同社は工作機械の保守サービスを手掛けており、今回、保守部品をユーザーなどに出荷する拠点に、カワダロボティクス製の双腕ロボット「NEXTAGE」を導入した。棚搬送ロボットと共に導入しており、同ロボットが運んで来た棚からアームで部品を取り出し、コンテナなどに自動で詰める(図1)。

図1 双腕ロボットが棚から部品をピッキング 
図1 双腕ロボットが棚から部品をピッキング 
工作機械メーカーの牧野フライス製作所の子会社で、製品の保守サービスを手掛ける牧野技術サービスが双腕ロボットでピッキングを効率化した。
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 導入したのは、神奈川県にある同社の主力出荷拠点「グローバルパーツセンタ」である。2020年3月に新設したもので、それまで神奈川県内に複数あった出荷拠点をここに集約した。

 牧野フライス製作所の厚木事業所のすぐ近くに位置しており、4万4000種もの保守部品を保管し、国内・海外向けの出荷を担っている。保守部品はベアリングやスイッチといった小物類が全体の約8割を占める。今回はこのうち袋や箱に入っており、ロボットハンドでピッキングしやすい2500種の部品について、双腕ロボット1台で自動化した。こうした細かい部品のピッキングは手間がかかるため、従来は多くの人手に頼っていた。