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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 自動運転技術を使った車両が、屋外でモノを運ぶ業務に使われ始めた。

 出光興産と三井化学の合弁会社であるプライムポリマーが自社工場に導入した。同社は出光興産の千葉事業所内に「姉崎工場」を構えており、汎用プラスチックの一種、ポリプロピレンを製造している。同工場では敷地内で往復1kmほどの距離がある建屋に、製造後のポリプロピレンを搬送して検査する業務があり、今回、この搬送を自動化した(図1)。

図1 自動運転技術でプラント内を走行
図1 自動運転技術でプラント内を走行
出光興産と三井化学の合弁会社であるプライムポリマーが導入した。出光興産の千葉事業所内の道路を自律走行し、樹脂を運んでいる。
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