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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 ロート製薬は三重県伊賀市の主力拠点「上野テクノセンター」にスキンケア商品の工場を新たに建設し、搬送ロボットやロボットアームを複数台導入した(図1)。同社は製品の9割以上をこのセンター内の工場で製造している(図2)。今回の新工場ではスキンケア商品のうち、肌かゆみの治療薬「メンソレータムAD」といった医薬品・医薬部外品を主に扱っている。ロボットはこれらの製品を出荷用の箱に詰めたり、製品などを保管場所に運んだりする作業に活用している。

図1 メンソレータムなどの製造拠点でロボが稼働
図1 メンソレータムなどの製造拠点でロボが稼働
ロート製薬は三重県伊賀市にある主力拠点「上野テクノセンター」に新工場を建て、製品の搬送や箱詰めなどでロボットを活用している。(製品写真:ロート製薬)
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図2 製品の9割以上を三重で製造
図2 製品の9割以上を三重で製造
三重の工場では、品目ごとに建屋を分け、製品の特徴に合わせて自動化を進めてきた。新工場では搬送ロボットやロボットアームを導入している。(写真:ロート製薬)
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