人と人が直接対面するのが難しくなったのに伴い、代替手段として脚光を浴びた分野の1つにロボットがある。自律移動機能を活用した自動除菌・消毒や自動配送、テレプレゼンスロボットを応用した遠隔診断、さらにはロボットとのコミュニケーションを通じた心理的なサポートなど、コロナ禍前から開発されてきた技術を転用したアプリケーションが開発されている1-2)。
自然災害の度にロボットの役割が注目されるが、復興して時間が経つと世間的には忘れられてしまう傾向がある。これに対し、コロナウイルスの流行は全世界に長期的な影響を与えているし、ロボットが活躍できる範囲も広い。