Global Watch
目次
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電力・石油プラントなどを点検するGeckoのロボ、BPやShell、Rio Tintoなど大手が軒並み採用
ピッツバーグを拠点にする米Gecko Robotics社は、ボイラーやタンクなどの産業施設の点検ロボットを開発し、会社設立9年目にして既に電力、石油、ガスなどの分野で多くの顧客企業を持つ。同社海外パートナーシップ部門トップであるIvan Pistov氏に聞いた。
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SK Telecomはロボットビジョンの会社に出資、次期大統領はロボット・AI支援を拡充
2022年4月20~22日、韓国最大規模のICT展示会「WIS(World IT Show)2022」がソウルCOEXで開催された。科学技術情報通信部(部は省に当たる)主催で「Innovation for Tomorrow」をテーマに358社が出展した。韓国政府は4月18日よりマスク着用以外のソー…
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NAVERがロボットフレンドリービルを建設、内部では配送ロボなど100台以上稼働へ
韓国ではコロナ禍を受けた非接触型社会の定着により、人々はサービスロボットのある生活にも慣れてきた。スマートフォンで注文しロボットが配膳するレストランや配達ロボット、カフェのバリスタロボット、ショッピングモールで検温と消毒をする防疫ロボットなどをよく見かける。レストラン向け配膳ロボットのレンタル料は…
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食材を盛り合わせる飲食店向け調理ロボ開発、米Dexai Robotics創業者に聞く
ボストンを拠点にする米Dexai Robotics社は、レストランの厨房で複数の食材を盛り合わせるロボット「Alfred(アルフレッド)」を開発した。調理ロボットの中でも、なぜこの機能に注目したのか。共同創設者のDavid Johnson氏、Anthony Tayoun氏両氏に聞いた。
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家庭内でモノを運ぶロボットを発売へ、米Labradorの共同創業者に聞く
米Labrador Systems社は家庭内で使える搬送ロボットを開発し、CES 2022でも注目を集めた。高齢者や身体の動きに障害を持つ人々をサポートするために、安価なサブスクリプションモデルで提供、2023年後半に本格的な販売開始を目指している。ロボット業界で20年以上の経験を持つ共同創業者の…
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MWCで韓国勢はAI・ロボット・メタバースなど注力、SKはAI半導体企業のSAPEONを米国に設立
2022年2月28日~3月3日、世界最大級のモバイル関連の展示会「MWC Barcelona 2022」が「Connectivity Unleashed」をテーマにリアルイベントとしてスペイン・バルセロナで開催された。韓国からはSamsung Electronics社、通信キャリア3社(SK Te…
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歯科のインプラント手術を行うロボット、FDA認可受け実用化した米Neocis社に聞く
米Neocis社は、歯のインプラント手術をロボットで行うYomiを開発、2017年に米FDAの認可を受け、歯科分野に新技術を持ち込んだ。現在その受容が広がっている。共同創設者のAlon Mozes氏に聞いた。
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CESでSamsungやLGが最新ロボットを出展、メタバースと組み合わせた提案も
米国ラスベガスで2022年1月に開かれた世界最大級の家電IT見本市「CES 2022」では米国の次に出展企業が多かった韓国。1973年に当時の金星(現LG Electronics社)が白黒テレビを展示したのが韓国企業による初めてのCES参加。約50年後の2022年は史上最多の502社が参加した。
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Samsungが組織改編でロボット事業チーム新設、NAVERは5Gロボットフレンドリービルが完成目前
2021年12月12日、Samsung Electronics社が大々的な組織改編を発表した。消費者家電、IT・モバイル・映像ディスプレー・医療機器・ネットワーク事業部門をDX(Device eXperience)部門に統合。2021年初めに消費者家電事業部門の傘下に新設した「ロボット事業化タスク…
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ロボットを子供向けの教育支援に展開、自閉症向け教材を開発する米MOVIA Robotics
米国コネティカット州に拠点を持つMOVIA Robotics社は、自閉症児のスキル学習のためにロボットを利用した教材システムを開発する。2021年にシード投資500万米ドルを受け、現在は家庭向け、学校向け、セラピスト向けの3分野でサービスを展開している。創業者のTimothy Gifford氏に、…
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レタスやブロッコリーなど多様な作物に対応 除草ロボット手掛ける米FarmWise社に聞く
2016年に創設された米FarmWise社は、回転刃(ブレード)の付いたロボットアームで機械的に除草する農業ロボットを開発する。共同創設者のSébastien Boyer氏に、開発や今後の計画について聞いた。
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SamsungがAIを新分野に続々適用、分子の特性予測、素材開発、エネルギー効率など
2021年11月、Samsung Electronics社 副会長のJae-yong Lee氏は5年ぶりに北米に出張し、カナダトロントにあるコンピュータビジョンやマルチモーダルAIを主に研究するSamsung AI CenterやSamsung Electronics社の方向性を決める研究開発組織…
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Amazonが韓国キャリアと協業、Alexaとのデュアル搭載、英語ではAlexaが、韓国語では自社AIが対応
2021年10月20日、韓国の通信事業者(キャリア)のSK Telecom社は「NUGU Conference 2021」を開催し、2022年1月より自社のAIアシスタントNUGUと米Amazon.com社のAlexaを同社のスマートスピーカー「NUGU Candle」で2カ国語(バイリンガル)デ…
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果樹園でぶどうを自動搬送するロボット、米Burro社の創業者に聞く
米Burro社(旧Augean Robotics社)は、農業での重労働を代替する農場用搬送ロボットを開発する。先ごろシリーズAの1090万米ドルを調達し、各地の農場での利用も増えている。共同創設者のCharlie Andersen氏に聞いた。
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LGが家電生産で5Gスマートファクトリー、総額8000億ウォンを投資
2021年9月16日、韓国LG Electronics社のスマートファクトリー「LG Smart Park」が稼働を開始した。1976年昌原市(チャンウォン)の国家産業団地造成と同時に設立したLG Electronics社の冷蔵庫、オーブン、浄水器、食器洗浄機などキッチン家電を生産する工場がスマー…
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自動運転トラクターを手掛けるBear Flag Robotics、既存のトラクターを改造して自動運行
農業用トラクターを自動化し、それをフリート(運行)管理するプラットフォームを開発してきたシリコンバレーのロボットスタートアップ米Bear Flag Robotics社は、2021年8月に農業機械大手の米Deere & Company社(John Deere)に2億5000万ドルで買収された。同社農…
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レーザーで雑草を狙って焼き切る、米Carbon Roboticsの除草ロボット
農場の雑草をレーザーで焼き殺すロボットを開発する米Carbon Robotics社は、今春ステルスモードから脱して製品を公開した。2021年8月末までに総額3600万ドルの投資を受けている。注目を集める農業ロボット分野への進出について、創業者兼CEOのPaul Mikesell氏に聞いた。
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韓国で調理ロボットの普及が加速、インフレやコロナ禍が後押し
ソウル市で調理の全工程をロボットが担当するレストラン・カフェが増えている。テストを終えて商用化した外食産業向けロボットの普及が急速に進み、フードテック(foodtech)に投資するスタートアップや企業も増えている。
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Hyundai Motorが米Boston Dynamicsの買収完了、4足歩行ロボット「Spot」の事業化目指し協業拡大
2021年6月末、韓国のHyundai Motor社はYouTubeに「Hyundai x Boston Dynamics welcome to the family with BTS」というタイトルの動画を公開した。これは、買収を表明していた米Boston Dynamics社の手続きが完了し、ロ…
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飲食のプロが挑む米国のピザ調理・販売ロボット、レストランと提携し台数をスケールさせる戦略
ロサンゼルスに拠点を持つ米Piestro社は、ピザを3分間で焼き上げるロボットを開発中だ。エンジニアやシェフ、調理の自動化で経験を積んだ人材が集まる同社は、オープンに投資を募集している最中だ。CEOのMassimo De Marco氏に聞いた。