現在サンフランシスコ空港のターミナルビル1に携わる米国の建設会社(ゼネコン)、Hensel Phelps社。
同社でプロジェクト・マネージャーを務めるAndrew Cameron氏は、建設テクノロジーに詳しく、シリコンバレーの建設ロボット・スタートアップのコーチ的な存在と言える(図1)。同氏に、建設ロボットへの考えを聞いた。
ゼネコンとして新しい技術の情報を積極的に取得しているが、会社にはそうした特別の部署があるのか。
Cameron氏 特別なチームはないが、現場やプロジェクトのエンジニア、プロジェクト・マネージャーらで組織するバーチャル・タスクフォース(VTF)があり、そこで既に導入されているテクノロジーと現場とのギャップがないかを探っている。
様々なロボット会社とミーティングをしているとのことだが、どのようなきっかけか。
Cameron氏 3年前にシリコンバレーに移ってきたが、間もなくベンチャーキャピタリストに紹介され、その出資先のポートフォリオ会社の製品をパイロット・テストした。その会社はソフトウエア開発会社だったが、建設業にもテクノロジーでイノベーションが起ころうとしていることがよくわかった。