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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 新型コロナウイルスの感染が広まるにつれ、院内殺菌・消毒を行う消毒ロボットへの注目も高まっている。

 そうしたロボットを開発する1社、米Xenex Disinfection Services社は、現在ホテルや警察へも製品を提供しているという(図1)。同社共同創設者のMark Stibich(マーク・スティビック)氏に聞いた(図2)。

図1 病室でロボットが消毒を行っている様子
図1 病室でロボットが消毒を行っている様子
紫外線をパルス照射して消毒を行う。(写真:Xenex社)
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消毒ロボットの仕組みを説明してほしい。

Stibich氏 病院では、手作業でテーブルやベッドなどの環境表面を拭いて消毒するのが一般的だ。だが米国での調査によると、吹き損ねたり間違った方法を採ったりして病室表面の50%を消毒し損なうこともあるとされている。