全2522文字
PR
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 1980年代に米University of Utahのスピンオフとして創設されたSarcos Robotics社(サルコス・ロボティクス)は、これまで人間の力を増強する巨大ロボットアームなどを開発してきたことで知られる。

 その同社が現在、産業用エクソルケルトン(装着型ロボット)に取り組み、2021年春に一般製品の製造を開始する(図1)。同社CEOのBen Wolff氏に聞いた(図2)。


Sarcos社は、軍事用ロボット開発会社として長い歴史を持つ。産業用エクソスケルトンにも進出する背景は何か。

図1 新製品のGuardian XOの外観
図1 新製品のGuardian XOの外観
軍事用に使われてきた技術を産業用に転用した。(写真:Sarcos社)
[画像のクリックで拡大表示]

Wolff氏 2000年以来、米DARPAや米国防総省の他機関と仕事をしてきて、軍事用と同タイプのシステムが商用、産業用にも利用できることがわかった。そこで大手企業にも聞き取りをして需要のあることを確かめ、3年ほど前に開発を始めた。Sarcos社のロボットはもともと軍事用とは言え戦闘用ではなく、ロジスティクスや製造用に利用されてきた。