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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 開発が難しいとされるトイレ掃除ロボットが、2020年3月に発表された。モバイル・マニピュレーター型で、商業施設のトイレ掃除を目標としている(図1)。

 これを開発したスタートアップ、Somatic社の共同創設者CEOのMichael Levy(マイケル・レヴィー)氏に聞いた(図3)。

トイレ掃除ロボットの開発は難しい。そこに挑もうとしたのはなぜか。

Levy氏 もともと自走技術を開発していたが、スタートアップには市場参入が難しく、問題解決を求める他の分野を探した。

 トイレは屋内で環境の変化があまりなく、ドアなども予想通りの方法で動く。規制もない上、自動的に掃除ができれば人に喜ばれる。私の祖父がレストランを経営していて、商業施設のトイレ掃除がどんなものかがわかっていたことも大きい。

図1 Somatic社のトイレ掃除ロボットの概観
図1 Somatic社のトイレ掃除ロボットの概観
全方向移動可能な台車の上に、協働型のロボットアームを搭載している。ハンドの交換は自動で行う。右は実際にトイレを清掃している様子。(写真:Somatic社)
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