米グーグル出身のロボット開発者らが中心になって創業されたFormant社は、ロボットのフリート(集団)管理プラットフォーム開発という新分野に挑んでいる。人間がロボットを助けることが今後10年の自動化だと語る、同社CEOのJeff Linnell氏に聞いた(図1)。
Formant社のプラットフォームについて説明してほしい。
Linnell氏 3つの機能性に分けられる。「操作」「監視」「アナリティクス」だ(図2)。

操作は、Webブラウザを通しジョイスティックでロボットを遠隔操作する。買収したFormation社の技術を統合した。監視では、ビデオストリーム、センサなどロボットが生み出すあらゆるデータをダッシュボードで一覧できる。
強みは時間軸を遡って問題が起きた時点での各データを呼び出し、根本原因解析を行えることだ。アナリティクスは、各ロケーションでの自動対手動の時間比率を比べたりROIを確認したりが可能だ。要は、ロボットのフリート(集団)を包括的に管理できるものだ。