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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として防疫ロボットの需要が高まっている。

 例えば、韓国の通信事業者SK Telecom社の本社では、2020年5月から自律移動ロボットが訪問者の体温測定やビル内の消毒などを行っている。消毒については、人がいない空間を自動で認識して消毒液を噴霧するほか、夜間にビル内を走行して紫外線ランプを照射する。さらに、マスクを正しく着用していない人や密集している人々も自動で認識し、マスク着用や社会的距離の確保を依頼する。

 これまで警備員や外部業者に委託していた訪問者対応や消毒といった仕事をロボットで置き換えることで、効率良く防疫体制を整え、感染リスクを減らす狙いがある。

図1 SK Telecom社の本社で稼働している防疫ロボット
図1 SK Telecom社の本社で稼働している防疫ロボット
同社がオムロン子会社のOmron Electronics Korea社と共同で開発した。2020年内に韓国、2021年に海外での発売を目指している。(写真:SK Telecom社)
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