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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 米Carnegie Mellon University(CMU)でロボット工学を教える教授のHowie Choset氏は、バイオロボティクス研究所を率い、モジュラー型ロボット、移動ロボット、狭い空間で動作するマニピュレータなどの研究を行っている。製造業向けロボットにも詳しい同教授に、ロボット研究のこれからについて聞いた(図1)。

ロボット研究者として、コロナ禍にどう反応したか。

Choset氏 どうすれば役に立てるか、だ。私の研究室では、ロボット作りで学んだ教訓を生かして手動ポンプを使わない安い人工呼吸器を開発したが、ここでは感知、計画、行動というロボットの3つのアプローチがそのまま当てはまった。その他にもロボットができることはたくさんある。医療従事者と患者間の距離を保つために、自走式の血圧測定器を作ったりもできるだろう。カフは患者が自分で腕に巻けばいい。医療従事者は貴重な人材資源なので守る必要があり、シンプルな自動化によってそれを実現できるはずだ。

図1 Howie Choset(ハーウィー・チョセット)氏
図1 Howie Choset(ハーウィー・チョセット)氏
CMU The Robotics InstituteでBiorobotics Labを率いる。学生と手術ロボットのMedrobotics社、ヘビ型モジュラー・ロボットのHebi Robotics社、AGVのBito Robotics社などのスタートアップ創設にも関わってきた。University of Pennsylvaniaでコンピュータサイエンスとビジネスを学び、California Institute of Technologyで修士号と博士号を取得した。2019年には、ロボット業界への貢献者に授与されるEngelberger Awardを受賞した。
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