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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 さる10月、シリコンバレーとボストンに拠点を置く米TRI社(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)が報道関係者向けのバーチャル・オープンハウスを開催した。ここで公開したのは、天井から下がるガントリー型の家庭向けロボットだった。TRI社のロボット担当副社長のMax Bajracharya氏に現在の研究について聞いた(図1)。


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図1 Max Bajracharya(マックス・バジラチャリャ)氏
図1 Max Bajracharya(マックス・バジラチャリャ)氏
TRI社のロボット担当副社長に就任する前は、ロボティクス部門のディレクターとしてモバイル・マニピュレーション・チームを率いていた。TRI社以前は、米Alphabet社の先端研究部門X、Google Roboticsなどに所属。モバイル・マニピュレーションや機械学習、当時傘下にあったBoston Dynamics社の認識チームを率いた。MITで電子工学、コンピュータ科学の修士号取得。その後、米NASA JPLに在職し火星探査機の開発に携わった。(写真:TRI社)
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