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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2016年に創設された米FarmWise社は、回転刃(ブレード)の付いたロボットアームで機械的に除草する農業ロボットを開発する(図1)。共同創設者のSébastien Boyer氏に、開発や今後の計画について聞いた(図2)。

農業ロボットの会社を早い時期に設立した。その理由は何か。

Boyer氏 共同創業者共々、コンピュータ科学を専攻し、AIによる画像認識を研究していた。大手テック企業に就職することもできたが、共同創業者が農家出身で、農作業での苦労を熟知していた。農業には大きなシステム上の問題がある。環境や気候変動にも関わる農業が直面している問題を解決する方がやりがいがあると考えた。AIとロボットは、農業に大きなインパクトを与えると確信している。

図1 農場で稼働している様子
図1 農場で稼働している様子
(写真:FarmWise社)
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