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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 政府は、2020年にレベル3の自動運転車の実用化を目標に掲げ、制度整備を進めてきており、道路交通法と道路運送車両法(車両法)が改正され、遅くとも2020年5月には、自動運転車の公道走行が可能になる。

 報道によれば、ホンダは2020年夏をめどに、高速道路の渋滞時に、緊急時等を除きシステムが運転できるレベル3の自動運転車を発売するとのことであり、実際にも自動運転車が公道を走ることになる。

 自動運転車の安全性を確保するための制度を整備した車両法の改正のポイントとしては、①いわゆる自動運転システムの保安基準の対象装置への追加、②ソフトウエア配信等による制御用プログラムの改変の許可制度の創設、③自動車整備事業の自動運転車への対応が挙げられる。