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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
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 信頼の原則とは、「行為者が、被害者や第三者が適切な行動をすると信頼してよい場合には、その被害者や第三者による不適切な行動により生じた結果の責任を問われない」という刑事裁判上の法理であり、主として交通事故事案で使われるが、他の事故にも妥当しうる。

 では、協働ロボットなど人と接触しうるロボットの設計上の問題が一因となって事故が起き、死傷者が出た場合、設計者は、他の担当者や被害者等が適切に行動していれば事故は起きないし、適切に行動することを信頼していたと主張して、責任を免れうるだろうか。