ロボットや監視カメラなどの組み込み機器で、ディープニューラルネットワーク(DNN)を用いた推論を高速に実行するための新たな武器が登場した。
コニカミノルタと東京大学は、学習済みDNNを高速実行するアクセラレータ回路を、FPGAに効率良く実装できる高位合成コンパイラ技術「NNgen」を開発。2019年11月にオープンソースソフトウエアとして公開した1-2)。
深層学習フレームワークなどを用いてDNNモデルを構築しさえすれば、誰でも手軽にFPGAに実装して使えるようになる。
NNgenは既に実用段階にある。コニカミノルタは、2020年に発売予定の画像認識機能を備えるカメラなどの製品開発でNNgenを用いた。