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 ロボット事業に参入するミクシィ。創業者で取締役会長の笠原 健治氏は、ロボット事業部門を自ら主導してきた。参入の狙いについて笠原氏に聞いた(聞き手=日経Robotics編集長 進藤 智則)。

本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 2015年くらいからディープラーニング技術の発展を目の当たりにし、この技術を利用してコミュニケーションサービスに応用できないか、そう考えたのがRomiの事業の発端だ。

 当社はSNSで長らくコミュニケーションサービスを提供してきた。「モンスターストライク」というスマホ向けゲーム事業も、ある意味、友人同士でコミュニケーションするためのものと言える。そういう企業として、新技術を使い新しいユーザー体験を提供してみたいと考えた。そして行き着いたのが、自由に会話できる手のひらサイズのロボットという商品コンセプトだった。

笠原 健治氏
笠原 健治氏
ミクシィ 創業者 取締役会長 Romiプロデューサー(写真:ミクシィ)

 ただ、ディープラーニング技術も発展著しいとはいえ、対話ロボットのようなものを果たしてどこまで実現できるのか、当初は手探りの面もあった。

 今でも対話性能が完璧かというとそんなことはなく、まだまだ足りない所はあると認識している。ディープラーニング技術の進展は非常に速いので、その進化の波に乗ることによって、ベストと思える製品をユーザーに届けられると信じ、これまで開発を続けてきた。