日経Robotics デジタル版 バックナンバー
目次
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日経Robotics 2020年2月号
川崎重工が操縦型ロボに注力過酷現場を救う
“ロボットブーム”とは言われるものの、産業の現場では、過酷で危険な作業にいまだ生身の人間が従事していることは多くある。複雑な認識や込み入った判断が必要な作業では、たとえ危険を伴う作業であっても現在のロボット技術ではまだ自動化できず、人が作業に当たらざるを得ないことがままある。
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日経Robotics 2020年1月号
Appleが進める自動運転研究とディープラーニング
自動運転技術を秘密裏に開発していると言われる米Apple社。同社の自動運転向けAI技術の一端が明らかになってきた。Apple社は米グーグル、米Amazon.com社、米Facebook社といったAIの先進企業と同様、機械学習分野の研究者を多く雇い入れているが、彼らが開発した自動運転向けの機械学習技…
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日経Robotics 2019年12月号
3次元空間を解釈するディープラーニング技術に革新
3次元空間を自在に解釈し、想像するディープラーニング技術が登場した。何らかの物体が置いてある部屋などの空間について、任意の地点の座標を指定すると、そこから見える光景をディープニューラルネット(DNN)が正確に“想像”。
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日経Robotics 2019年11月号
トヨタ自動車がHSRの把持機能を高速化
トヨタ自動車は、研究開発用に提供している生活支援ロボット「HSR(Human Support Robot)」の把持機能を高速化した。HSRは全方位移動が可能な車輪型の台車の上に、4自由度のアームが乗った構成。
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日経Robotics 2019年10月号
船の自動運転に強化学習技術古野電気が開発
試行錯誤を通じて、教師なしで学習できる機械学習技術の一種「強化学習(RL:reinforcement learning)」。これまで実用化例が少なかったこの強化学習技術を、自動運転向けに実用化しようとする企業が日本から出てきた。
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日経Robotics 2019年9月号
NVIDIAが始めた深層学習ではない異色のロボット研究
米国西海岸の北部にある都市、シアトル。海に囲まれ、全米屈指の「暮らしやすい街」として知られるが、米Microsoft社や米Amazon.com社、米Boeing社など米国の巨大テクノロジー企業が近郊に拠点を置く都市でもある。このシアトルに2019年1月、GPUの雄であるあの米NVIDIA社が新しい…
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日経Robotics 2019年8月号
靴を縫い上げるロボットミシンメーカーのJUKIが開発
工業用ミシン大手のJUKIは、靴のかかと部分を自動的に縫い上げる「3Dロボット縫製機」を開発した。今のところ、靴のかかとに限定されているとは言え、靴のような立体物をロボットで自動的に縫製する機械は非常に珍しい。
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日経Robotics 2019年7月号
グーグルが深層学習ベースの単眼SLAMで革新的成果
屋内外を動き回る移動ロボットやアームによる物体ピッキング、さらには自動運転車まで。複雑な環境中で活動するロボットにとって、周囲の3次元形状を的確に把握し、自身の居場所(現在地)を推定するSLAM技術は、欠かせない基盤技術である。
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日経Robotics 2019年6月号
深層強化学習の権威がロボットのハードウエアに進出
ロボット向け深層強化学習(DRL:deep reinforcement learning)の理論研究で世界的な権威であるPieter Abbeel氏が、ロボットのハードウエアに進出した。現在のロボット向けディープラーニング技術の進展を踏まえ、機械学習技術に向いたハードウエアの要件とは何かをゼロから…
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日経Robotics 2019年5月号
ロボ事業に参入したオムロン国内でも広がり始めた導入事例
オムロンが2015年に買収した米Adept Technology社(現Omron Adept Technologies社)のロボットが、日本国内でも徐々に広がり始めた。産業用ロボットの大手メーカーがひしめく日本では、Adept社製のロボットはそれほど普及している訳ではなかったが、Adept社は元々…
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日経Robotics 2019年4月号
グーグルWaymoのディープラーニング技術模倣学習がついに実車に
2018年、米国カリフォルニアにある米グーグル系のWaymo社の自動運転テストコース、通称“Castle”を、ディープラーニングベースの自動運転車「Chrysler Pacifica」が駆け抜けた。
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日経Robotics 2019年3月号
エッジでのディープラーニング異色の高速化実現した日本のベンチャーIdein
ディープラーニング(深層学習)の実行を高速化するアクセラレータの開発が活発になっている。2018年12月には日本のAI ベンチャー、Pref erred Networks(PFN)がディープラーニングの学習専用のプロセッサ「MN-Core」を開発していることを明らかにしたように、学習の高速化も依然…
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日経Robotics 2019年2月号
Amazonがロボット向けクラウド投入 Greengrassと機械学習を核にエッジ領域に進出
自社の物流センター向けにロボットを内製したり、ロボットによる自動ピッキング技術の国際競技会「Amazon Robotics Challenge」を開催したりするなど、これまでロボット技術に積極的に関与してきた米Amazon.comグループ。そんな同社が、また新たな角度からロボット関連の事業を打ち出…
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日経Robotics 2019年1月号
人の動作を真似るディープラーニング技術、生成モデルGANでリコーが新手法開発
複合機事業などを手掛けるリコーが、ロボット向けディープラーニング技術の領域で先進的な成果を出した。ディープラーニング領域では現在、ロボットに人間の動作を真似させて、覚えさせる「摸倣学習(imitation learning)」という技術の開発が活発になっている。現在の産業用ロボットのような複雑なプ…
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日経Robotics 2018年12月号
協働ロボットは次のステージへ、アーム搭載の搬送ロボが時流に
これまで床に据え付けて1カ所で特定の作業をすることが多かったロボットアーム。それが、ここにきてついに人と同じ空間で自走するようになってきた。無人移動台車(AGV)の上にロボットアームを搭載。部屋のあちこちで多様な作業を実施したり、ある空間内でピッキングしたモノを別の場所に自ら運んだりする。6軸のマ…
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日経Robotics 2018年11月号
深層強化学習で5指ハンドを制御、教師なしで人間らしい指使い創発
「他人が何も教え込まなくても、子供のように試行錯誤を重ねることで適切な動きや答えを見つけ出す」─。人工知能(AI)という言葉のイメージに最も近い、こうした振る舞いを実現する技術「深層強化学習(DRL:deep reinforcement learning)」が、いよいよ実機のロボットで成立するよう…
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日経Robotics 2018年10月号
建機にディープラーニング、ゼネコンのフジタが導入
ディープラーニング技術がついに建設土木分野に広がり始めた。ゼネコンのフジタが建機にディープラーニング(深層学習)技術を適用。土木工事やビルの土工事などの現場で広く使われる油圧ショベル(バックホウ)において、地面の掘削などの作業をオペレータなしに自動で行えるようにした。油圧ショベルに設置したRGBカ…
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日経Robotics 2018年9月号
ソニーが出資したスペイン発ベンチャーOPEN-Rの夢追う
スペイン北部のバスク地方。フランスと国境を接し、スペインとは異なる独自の言語や文化を持つこの地に、一風変わったロボットベンチャーがある。従業員20人から成るAcutronic Robotics社だ。バスク自治州政府がある州都、ビトリア=ガステイス(Vitoria-Gasteiz)に居を構え、日夜、…
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日経Robotics 2018年8月号
ファナックの稲葉会長に聞いた買収先のロボ回収全真相
ファナックが2018年2月に買収した協働ロボットのベンチャー企業、ライフロボティクスを吸収合併したことが本誌の取材で分かった。既にライフロボティクスのロボット「CORO」のユーザーにはファナック製ロボットへの無償交換を打診しており、現状のCOROは原則として回収する。新規販売も既に停止中だ。
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日経Robotics 2018年7月号
日本ハムが焼豚などの把持に新型ソフトハンド
焼豚やロースハムといった大きな肉の塊を、軟らかい素材で出来た大型グリッパーが次々と掴む─。大手食品メーカーの日本ハムグループが、そんな自動化ラインを実現する新型ハンドを選定した。樹脂やゴム製品のメーカーであるニッタが、このほど新たに開発した空気圧駆動のウレタン素材の多指グリッパーである。