
〈イラスト:串田 千麻〉
働き方改革関連法の施行を2019年4月に控え、IT職場の改革は待ったなしの状況だ。しかし、やみくもに改革を唱えても残業削減や有休取得はうまく進まず、休めないSEを生むだけだ。改革を阻む厄介な存在を押さえ、対策を打つ必要がある。
働き方改革関連法の施行を2019年4月に控え、IT職場の改革は待ったなしの状況だ。しかし、やみくもに改革を唱えても残業削減や有休取得はうまく進まず、休めないSEを生むだけだ。改革を阻む厄介な存在を押さえ、対策を打つ必要がある。
罰則付き残業規制や有休取得の義務化が4月に迫るなか、多くのIT 職場が残業削減や有休取得率向上を目指す。だが、現場にはこうした働き方改革を阻む厄介な存在がある。「帰りにくい雰囲気」だ。
IT職場にはびこる「休めない雰囲気」や「帰りにくい雰囲気」を打破するには、SE個人の行動が変わらなければならない。SEが能動的に行動を変えるような現場にするには、それを支える仕組みと制度が欠かせない。これを用意しないのは、経営層が働き方改革を阻むようなものだ。
働き方改革を進めていくと、それに抵抗する人たちに直面する。現場の社員やマネジャーだ。働き方改革の推進担当者が障壁になってしまう場合もある。原因は思い込みや誤解、不安といった改革に対して抱く心理にある。